強制退去の流れを教えて下さい!

退去

Q.家賃の滞納を繰り返す賃借人に困っています

現在賃貸アパートの経営をしています。

問題の物件は私の親から経営を受け継いだもので、築年数でいうと既に20年以上が経過している古いものです。

その分家賃を安くすることでなんとか空き部屋が出ないようにしているのですが、その中の一人が家賃の滞納を繰り返しており非常に困っています。

賃貸契約をした当時には仕事はされていたようですが、現在ではどうも無職になったようで生活ぶりもかなり荒れている様子です。

これまで何度か家賃の催促に行ったのですが、また今度また今度とはぐらかされつい先日には明らかに居留守を使われてしまいました。

これ以上今の状態を放置しておくと他の入居者の方にも悪い影響がありますし、何よりも私自身このような不誠実な人に部屋を貸していたくないというのが本音です。

そこでお聞きしたいのが、こうした家賃滞納を繰り返す賃借人に対して合法的に退去をしてもらう方法はあるのでしょうか?

できることなら逆恨みなどされないようにきちんと手順を守って退去をお願いしたいのですが、どこまでの強制力を持って働きかけることができるでしょうか。

なお現在までのところこの賃借人が滞納している家賃は5ヶ月分になります。

A.専門の司法書士などに依頼をするのがよいでしょう

家賃の滞納による強制退去の問題はここ最近特に件数が多くなっているようです。

一般的には家賃滞納を原因とした強制退去の手順として、最初に内容証明郵便を使って家賃の未払い分の請求を行いその支払がない場合の契約解除の通知を行います。

ポイントはきちんと内容証明郵便で行うということで、これがあることで後に裁判になったときに証明書類となります。

送付した書類を見て支払うもしくは立ち退くという意思表示があればその旨を新たな契約書として確約としてとります。

しかしそうした滞納を繰り返す人の多くは郵便を受け取っても無視をしますので、期限が過ぎても返事がない場合にはいよいよ訴訟を提起することになります。

その場合には「明け渡し等請求訴訟」として行う旨を伝え、部屋の明け渡しとともにこれまでの未払い分の賃料の請求、さらに延滞による損害についても同時に請求していくことになります。

大抵の場合大家側が本気で訴訟を起こそうとしていることがわかるとそこで部屋を明け渡すと言ってくる場合が多いようですが、訴訟では裁判官から借り主に対して速やかに明け渡すようにする和解の勧告をされます。

これで出て行ってくれればよいのですが、それでも居座るようなら強制執行ということになります。

判決が出ているにもかかわらずその内容を守らない場合には借り主の給与や財物などを差し押さえして債権回収することができます。

いずれにしても当事者同士で話し合っていても拉致があかないでしょうから、冷静な判断ができる第三者を依頼するという形にするのがのちのちのトラブルにならない方法といえます。

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